団員募集

団員は随時募集しております。
見学、体験随時行っております。
お気軽にお問い合わせください!


お問合せ先
稚内柔道スポーツ少年団 代表指導者 三上雅人
teppenjudo2019@gmail.com

てっぺん柔道のACPに取り組む考え方について
てっぺん柔道の指導理念は、「継続は力なり」です。

 一般的に、柔道に限らず、スポーツで人が成長するプロセスのイメージとしては、
 練習する→試合で負ける→練習を頑張る→試合に勝つ→自信を得る
 と、いうように、「頑張ったら試合に勝った」という「成功体験」が中核の一つにあるように思います。
 しかし、みんながみんな勝てるわけではないのが現実。
 試合に勝つという成功体験をさらに追求していく。
 例えば、難しい練習や厳しい指導をして、多くの試合を経験して、子どもたちに「成功体験」を提供していこうとすると、どうしても、その指導方針に合う子と合わない子が出てくると思います。

 「競技偏重」により柔道人口が減った、ということが言われてもいますが、もしそれが事実であれば、より多くのこどもたちに勝利という「成功体験」をさせてあげたい、という関係者の想いの結果なのでは、と推測しますが、
 指導していくなかで、実際、試合に勝てなくて、燃え尽きて辞める子、また、試合で勝てないことを理由に、子どもは継続したくても、親が辞めさせる、ということもあるかと思います。
 一方で、試合で良い成績が出せなくても、社会人になる前の学生生活の最後まで柔道を継続した子は、スポーツをしていない子よりも明らかに人間的な成長を遂げて社会で活躍していることを知ることが出来ました。

 まさに「継続は力なり」
 試合の勝ち負けに対するこだわりよりも、活動を通して「人としての力」を鍛えて身に付けてもらい、社会に出た時に役立ててもらおう、という考えに変わりました。
 色々なご縁があって始めた柔道を、それぞれが、それぞれの楽しみを見つけながら継続してもらうためには、どうすればいいか。
 そのためには、皆がそれぞれ同じ練習をしていくなかでも、一人ひとりの発達や成長度合いを見ながら、寄り添っていかなければならない、と。
 それは簡単なことではないと思っています。

 練習の合間に、お楽しみの運動メニューとして、色々なリレーとか運動遊びを練習に取り入れていましたが、ACPに関わるようになったのは、平成26年の少年団認定育成員講習からになります。
 遊ばせても意味が無いのではないかと思っている方もいると聞いています。
 意味があるから遊ばせていますし、その意味をしっかりと伝える必要はあると思います。

ACPの趣旨と概要

トップページへ > みんなのACP > ACPの趣旨と概要 子どもたちが楽しみながら積極的にからだを動かせる。 それがアクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)です。 日本スポーツ協会は、子どもが発達段階に応じて身につけておくことが望ましい動きを習得する運動プログラムとして、 アクティブ・チャイルド・プログラムを開発しました。 以来、主に次の4つのテーマについて、実際の指導現場への普及を図っています。 子どもの身体活動量の低下や運動離れは、すでに幼児期から起こっていると考えられています。 日本スポーツ協会では、「幼児期からのアクティブ・チャイルド・プログラム」をとりまとめ、 安心して幼児を指導できる活動プログラムの提供や情報発信にも努めています。 日本最大の青少年スポーツ団体 日本スポーツ少年団は、1962(昭和37)年6月、「一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する」、 「スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる」ことを理念に掲げて創設されました。 2009(平成21)年には、「スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する」という新たな理念が加えられました。 現在、地域の協力によって全国各地で子どもたちが60種類以上もあるスポーツを楽しみ、 日本で最大の青少年スポーツ団体として活動しています。 幼児期の団員加入を進める環境整備 2009(平成21)年に公表した「スポーツ少年団の将来像」では、これからの目標の一つとして、 幼児期から青少年期までのスポーツを担える団体になることを掲げています。 幼児期の団員加入を進める環境整備に資するため、「アクティブ・チャイルド・プログラム」の 普及が進められています。 ダウンロード 日本スポーツ少年団では、団員募集だけに留まらず様々な場面でご活用いただけるPRリーフレット 「スポーツは一生のトモダチ」を作成しています。 PRリーフレットは随時無償配布を行っていますので、日本スポーツ少年団またはお住まいの 都道府県

www.japan-sports.or.jp

 また、このACPが簡単に普及が広まらなかった理由も重々承知しています。
 やはり、長年に渡り取り組んできた活動を簡単には変えれない。
 指導者不足ももちろんですが、子どもたちのスポーツ活動には、どうしても試合の勝ち負けが絡んできます。
 私も競技に携わっている者として、その気持ちは理解できますし、それを否定するつもりもありません。
 私だって、一指導者として、関わっている団員を試合に勝たせてあげたいし、負けたら悔しいです。
 でも、その試合の勝ち負けの前にやるべきことがあると思います。

 それは、それぞれの子どもの動きの課題をとらえて、未熟な動作を洗練させるような運動を提供すること。
 また、できないことや、苦手なことの原因を考えて、工夫して、できるようになる機会を提供することだと思います。
 今の子どもたちは昔と違い、放課後や休日の活動量が少ない、外で遊べる場所も少なくなり、家で遊ぶことが多くなった。
 その結果、昔は普通に外遊びなどの運動で得ることができた動きなどが、現在はなかなか得ることができなくなっています。

 ACPの実際の運動メニューはもちろんですが、
 ACPに関わるようになって得られた収穫のひとつとして、それぞれの子どもたちとの関わり方を考えることができるようになったことがあります。
 ACPの理念は、体力・運動能力だけを伸ばすのではなく、心と体の発達を促すことにあるため、理論編では、子どもたちとの関わり方を学ぶことができます。

 子どもは飽きやすい、言い換えると、いろいろなことに集中を向けることができる。
 集中しなさいっと叱るのではなく、子どもが飽きてしまう前に次々とプログラムを展開させる必要がある。
 都度できるようになった点や成長した点を褒める。
 肯定的な言葉かけの積み重ねが子どもの運動有能感を高める。指導者からの言葉かけにより、子どもの意欲や運動有能感を育む。

 いつも元気で楽しい雰囲気をつくる。
 表情や感情の表現に気をつかい、いつも元気に明るく楽しそうな雰囲気をつくる。
 他の子どもに対する指導者の言葉遣いや態度にも注意する。
 子どもは大人以上に敏感に指導者の雰囲気を感じ取ることを理解する。
 また、大人の事情は通じない。

 しかる場面は2つだけ。(道徳に反すること、危険なこと。)
 →注意した点が改善された時は、社会性の成長と捉え、しっかりと褒める。
 子ども同士がもめている時は、指導者の「見守る」「待つ」関わり方が重要。
 自己中心的な行動や危険な行為が見られた場合は、しっかりその原因となる行動と理由を説明して、その場でしかる。
 時にはあえて「見守る」「待つ」。

 一人ひとりの子どもの特性に合わせた言葉かけや指導が大切で、他の子どもと比較して評価するのではなく、その子に応じた働きかけが重要となります。

 柔道に対する思いや楽しみ方、能力や身体特性など、皆バラバラですし、親も含めて、皆が皆、同じ方向を向いているわけではないので、色々と難しい部分はあると思います。

 また、柔道に限らず、既存の地域のスポーツ環境である、各競技団体やスポーツ少年団などの団体は、運動能力に長けている人が参加できるところだとか、初心者には敷居が高いとか、抵抗があることも事実です。

 アクティブ・チャイルド・プログラムを取り入れることで、いま柔道を学んでいる子が、柔道を楽しみながら、長く継続してくれることを願っております。

お問合せ先
稚内柔道スポーツ少年団 代表指導者 三上雅人
teppenjudo2019@gmail.com