JSPO-ACP

10月15日(土)
日本スポーツ協会アクティブチャイルドプログラム講師を対象にしたオンラインセミナーに代表が参加し、
全国各地のACP講師と情報交換。
ACP講師がそれぞれの活動範囲で普及に取り組もうとしても、
各都道府県で取り組み方の温度差があったり、
全く取り上げてくれない自治体があったり、
どうやって広めていったらいいのかわからないとか、
やっぱり競技にこだわっているところが多くて普及しても広まらないとか…
皆、色々と大変そう。
てっぺん柔道では、地元スポーツ協会からACP講習会の講師お願いしますねっていう前提でACP講師講習会を受けましたし、
その翌年には、早速地元でACP普及講習会の講師を務めました。
団のACP活動を出来る限りweb上でPRしました。
団のACP活動が広報誌スポーツジャパンで紹介されました。
市内外のACP講師としても度々出向きました。
地元総合型地域スポーツクラブの体験プログラムにACPを組み入れてもらいました。
…と、環境に恵まれていて、お陰様で、たくさん普及活動を行っております。
そして何よりも、
今年2月に開催された全日本柔道連盟全国安全指導員連絡会でACPの事例発表を行ったところ、
それがきっかけで、全日本柔道連盟が全国的な展開を計画し、早速オンライン柔道教室での実践に繋がりました。
7月には、全柔連中里専務理事や田中普及振興部長に団の活動を視察いただき、有難いお言葉を沢山頂戴しました。
オンラインセミナーに参加していた全国各地のACP講師の方に、自分のこれまでの取り組みを説明し、
どんなに小さい普及活動でも、少しずつでも広まっていくと思うので、腐らずに取り組んでください。
と、お願いしました。
簡単に普及が広まらない理由は重々承知しています。
指導者不足ももちろんですが、
やはり、長年取り組んできた活動を簡単には変えられない。
子どもたちのスポーツ活動には、どうしても試合の勝ち負けが絡んでくる。
競技に関わっている者として、その気持ちは理解できますし、
それを否定するつもりもありません。
一指導者として、関わっている団員を試合に勝たせたいし、負けたら悔しい。
でも、その試合の勝ち負けの前にやるべきことは、
子どもの動きの課題をとらえ、未熟な動作を洗練させるような運動を提供する。
できないこと、苦手なことの原因を考え、工夫してできるようになる機会を提供する。
楽しく遊ぶことを通して、多様な動きを経験させながら獲得させ、
それを、それぞれの競技の動きに活かしていく。
それがACPに込められている思いでもあります。
遊んでいても試合には勝てないのではないか。
競技の練習ばかりさせているからといって絶対に勝てるとは言い切れません。
一生懸命練習していても勝てない子は勝てないし、
あまり練習していなくても勝てる子もいますよね。
練習量=試合に勝てるとは一概には言えないと思います。
遊ばせても意味が無いのではないか。
意味があるから遊ばせています。
その意味をしっかりと伝える必要はあると思いますが。
柔道は個人競技であり、
大きい街であれば、複数の団体で競い合う機会も多く、ある程度の勝ちを目指さなければ団体の意義も薄れて行ってしまうのかもしれませんが、
てっぺんのように大きい街から遠く、競い合う機会も少ないところは、まずは普及に重点を置かなければならないと考えていて、
勝ち負けは二の次。それぞれの習熟度に応じて個別にフォローしているつもりです。
子も親も、皆が皆、同じ方向を向いているわけではないので、色々と難しい部分はありますが、
一人でも多く、少しでも長く、スポーツを楽しみながら継続してほしいと思い、ACPを含め、様々な運動を少年団活動に取り入れています。
#JSPO
#アクティブチャイルドプログラム