少年団総会を開催しました!

稚内柔道スポーツ少年団総会を7月14日(日)に開催。

指導員父母合わせて21名の出席をいただきました。


子供の頑張りと親の後押しを尊重して支援する。一人ひとりと向き合って支援することの難しさを日々痛感していますが、皆様のお力を借りながら、指導者も引き続き精進!


代表は総会で燃え尽きて、懇親会は不完全燃焼…。

関係の皆様、今後ともよろしくお願いいたします!



令和元年度少年団指導方針・少年団体制について

多様な目的、志向、嗜好を持つ子供の気持ちや保護者の思いを尊重しながら、それぞれ違った個性や特性を持つ子供一人ひとりが主役として輝き、保護者も一緒になって楽しむことができるような更なる取り組みを推進していく。

1.全国的なスポーツ少年団(柔道に限らず)の現状と課題 

1)スポーツの厳しさや苦しさが際立った指導

・競技化が進み、活動種目が単一化 ⇒ 勝つことだけを求め、不適切な指導。その結果、燃え尽き症候群、運動嫌いの子どもたちが出てしまう。

2)スポーツ少年団の理念は、

・一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する。

・スポーツを通して青少年のこころと体を育てる。

だが、残念ながら、勝つことだけを求める、勝つことだけに価値が置かれた指導になっているという現状が一部存在する。

3)子どもたちが本当に望むスポーツ活動とは

・試合の勝敗にこだわりすぎず自発的な運動を育むような環境づくり、仕掛けが必要。

⇒ 子どもたちにとって楽しく興味がもてる活動プログラムの提供。

⇒ 一人でも多くの子どもにスポーツの歓びを提供する。

4)自発的な運動の機会が減っている現状

・特定のスポーツだけに取り組むことで、多様な動きを身につけにくく、特定の部位が繰り返し同じストレスを受けることにもなる。(ケガの要因)

2.稚内柔道スポーツ少年団の基本的な指導方針「継続は力なり」 

数ある競技のなかから柔道を選択して入団してもらった子どもたちに、柔道を中心とした様々な運動を楽しんでもらいながら、長く継続してもらえるように、それぞれの団員の心身の成長度合いを見ながら、日々の練習で関わります。

日々の練習や、それ以外の団の活動を通して、体力・運動能力の向上はもちろんのこと、様々な集団活動をとおしての社会勉強、たくさんの人と交流を深めることによる人間教育にもつながり、活動を長く継続することで心身ともに成長することができると考えています。

1)体力・運動能力の向上・・・調整力、危険回避能力

2)健康的なからだの育成・・・生活習慣、丈夫な身体

3)意欲的なこころの育成・・・意欲、有能感

4)社会適応力の発達・・・感情のコントロール、友人関係

5)認知的機能の発達・・・脳の発達、空間認知能力

3.具体的な活動プログラム案…3つのコースを用意 

①てっぺんACPクラブ(毎週火曜日18:00~19:30)

様々な遊びプログラムを体験しながら基礎的運動能力を身に付けていきます。

・一人ひとりの「できない」、「上手にできない」運動、動きを「できる」、「上手にできる」ようにしていくことを目標として取り組みます。

・基礎的運動能力の向上により柔道の技術向上に繋げることはもとより、子供たちの生活をより豊かにしていくことを目的としています。

②てっぺん柔道クラブ(毎週月・木曜日18:00~19:30)

柔道の基礎を楽しみながら学び、心身を鍛えます。

・小学生は原則①と②の活動に参加。

・月2回外部講師によるZUMBA・スポーツリズムトレーニング導入。

(柔道本来の練習だけでは特定な部分の動きだけで、多様な動きを身につけることが出来ないことから、全身を使って楽しく遊ぶことを通して、運動能力の向上を図ることを目的としています。)

・父母の参加奨励(初心者大歓迎)

・大会参加は稚内市内及び近郊(豊富、浜頓別等)の大会を原則とします。

(一部特例もあります。)

③てっぺんJUDO塾(毎週月・木曜日19:30~21:10、他)

競技柔道を通して心身を鍛えます。

・中学生は③に参加。①と②にはリーダー役として参加をお願いします。

※小学生で③に参加を希望する者についての参加条件

・親の送迎が可能な者。

・遅い時間まで残って練習しても翌日の登校に影響の出ない者(20:00若しくは20:30での塾の途中退席は可能とします。)

・柔道や練習に対する意欲、体力が十分であると指導員が認める者。

・これまでの柔道の習熟度は勿論、本人の意欲や親の後押し等を十分審議して参加を認めます。

・父母の参加奨励(初心者大歓迎)

・寝技技術講習、BJJ体験講習等不定期での開催検討。

・大会や出稽古、合宿等の参加については、開催内容や対象等を充分考慮して派遣を決定します。

4.団員それぞれの自主性を尊重し、楽しみながら継続していける活動づくり 

(不満感情が募らない仕組みづくり)

「できる、できない」、「やりたい、やりたくない」には個人差があり、できない、やりたくないものを無理にやらせようとすると、楽しくなくて不満感情が募り、それがストレスになることから、できない、やりたくないものを無理にやらせないようにする。

【具体的事例】

・体操の号令はジャンケンで決めずに自発的に出てもらう。

・声を出せない子については無理をさせない。

・その他

5.道場での礼儀作法や言葉遣い、立ち振る舞い等について 

道場での礼儀作法や言葉遣い、立ち振る舞い等について、過去に団の活動内で指導徹底していたこともありますが、上記4に関連して、現在は無理に徹底せず、指導者側からは活動の合間に必要最低限の声掛けのみ行っています。

今後、団員に対して行う声掛けについても、言葉遣いの手本となるよう気を付けるよう配慮し、また、目に余るような団員の言動についてはその場で指導するようにするつもりでいますが、各家庭でも対応いただきますようお願いします。